テクニカル分析は、株式・仮想通貨・FXなどの様々な取引に使用できる、相場を予想する上で非常に有効な分析手段です。しかし、すべてのシグナルが正しいわけではありませんので注意しましょう。
テクニカル分析では、過去の価格推移を元に将来の価格の動きを予測します。 縦軸の値幅と、1分から1か月まである横軸のタイムフレームを使って分析することができます。
チャート分析は初心者の方でも始めやすい手法です。トレンドを追うことは、市場へ参入するタイミングを計りやすくします。チャート分析は、市場取引をする際の欠かせない分析手法となっています。
オシレーター系指標の1つに、直近の値を重視した移動平均線であるEMA(指数平滑移動平均線)を使用した「MACD」があります。「売られすぎ」や「買われすぎ」を示し、トレンドの転換点を分析することに役立つ指標です。 MACDは、MACD線とシグナル線の2本のラインの交差を売買のタイミングとすることが多く、相場の転換点が判断しやすい指標です。
MACD線がシグナル線を上回るゴールデンクロスになる場合は買いシグナルとなり、 MACD線がシグナル線を下回るデッドクロスの場合売りシグナルとなります。
相場の過熱感を分析する「RSI(相対力指数)」というオシレーター系指標も紹介します。
RSIは数値を0~100で表示し、価格が反転するタイミングを予想する手法です。70以上になると買われすぎとして売りシグナルとなり、30以下になると売られすぎとして買いシグナルとなります。 RSIが役に立つのは、価格とテクニカル指標の逆行現象(ダイバージェンス)が発生しているときです。価格は上昇しているのにRSIは減少しているなど、2つの値が相反していたらRSIの方向へ価格が反転する可能性が高くなります。