FXには為替レートの変動による損益のほかに、2国間の金利差による損益があります。 スワップポイントとは、この2国間の金利差額を指します。 一般的に低金利通貨を売って高金利通貨を買うと金利差分が「利益」となり、低金利の通貨を買って高金利の通貨を売ると金利差分が「損失」となります。 そのため、スワップポイントがマイナスになる(支払う)こともあります。また、金利情勢等によってプラスとマイナスが逆転したり、売りと買いともにマイナスとなる可能性もありますのでご留意ください。
スワップポイントは、建玉を保有し翌営業日まで持ち越す度に、保有する建玉に加減されていきます。1円未満のスワップにつきましては、プラスの場合は切り捨て、マイナスの場合は切り上げて反映されます。 建玉を決済すると、預入証拠金に清算されます。 スワップポイント付与のタイミングは、ニューヨーククローズ後となります。 [ニューヨーククローズ(=定期メンテナンス時間)] ・米国夏時間の場合:火曜日~金曜日 06:00 ~ 06:15 ・米国標準時間の場合:火曜日~金曜日 07:00 ~ 07:15 ※お客様の取引画面へ反映は、ニューヨーククローズ後から一定時間、時間を要します。
未決済の建玉を翌営業日まで持ち越すことをロールオーバーと言います。基本的にはロールオーバーした日数=スワップポイントの付与日数になります。なお、FX取引では通常取引の2営業日後に受渡が行われるため、受渡日ベースでロールオーバーした日数が付与日数となります。付与日数は取引している通貨ペアに関連する国の祝日等に応じて変動することがございます。
最新の1日分のスワップポイントおよびスワップポイントカレンダーはお知らせをご確認ください。
[保有中の建玉の場合] ・ThinkTrader WEB(PCブラウザ):建玉の右側の「…」→ⓘ建玉詳細→スワップ ・ThinkTrader Mpbile(スマホアプリ):建玉をタップ→ⓘ建玉詳細→スワップ [決済済みの建玉の場合] ・ThinkTrader WEB(PCブラウザ):建玉の右側のⓘマーク→スワップ ・ThinkTrader Mobile(スマホアプリ):建玉右側のⓘマーク→スワップ いずれも円転されており円での表示となります。 また、累積での表示となっており、過去のポイント(例:何日に何ポイントか)を確認することはできません。
①クロス円ペアの場合 スワップポイント×取引量×小数点以下の桁数(USD/JPYなら0.001、EUR/USDなら0.00001) ②クロス円以外+決済通貨にクロス円がある場合 スワップポイント×取引量×小数点以下の桁数×決済通貨/円の終値 ③クロス円以外+決済通貨にクロス円がない場合 スワップポイント×取引量×小数点以下の桁数÷取引通貨ペア終値×基軸通貨/円の終値 ※決済通貨=通貨ペアの右側の通貨、基軸通貨=通貨ペアの左側の通貨
<例> [USD/JPYで1万通貨の取引] (クロス円ペア:スワップポイント×取引量×0.001) ・買スワップ 9.844×10,000×0.001=98.44円 プラスのため切り捨て→98円 ・売スワップ -26.476×10,000×0.001=-26.476円 マイナスのため切り上げ→-27円 [EUR/USDで1万通貨、USD/JPY終値が150円のときの取引] (その他:スワップポイント×取引量×0.00001×円換算) ・買スワップ -7.35×10,000×0.00001×150=-110.25円 マイナスのため切り上げ→111円 ・売スワップ 0.948×10,000×0.00001×150=14.22円 プラスのため切り捨て→14円 [EUR/CZKで1万通貨、EUR/CZK終値が25.0000、EUR/JPYの終値が175円のときの取引] ・買いスワップ -21.84×10,000×0.00001÷25.0000×175=-15.288円 マイナスのため切り上げ→-16円 ・売りスワップ 5.32×10,000×0.00001÷25.0000×175=3.724円 プラスのため切り捨て→3円