は行

用語集

は/ハ

ハードカレンシー

異国際通貨・決済通貨とも呼ばれる。外国為替通貨において、自由にほかの国の通貨と交換できる「主要な通貨」。現在は米ドル・ユーロ・日本円・英ポンド・スイスフラン・カナダドルなどがあるが、明確な基準はない。これ以外の通貨は「ソフトカレンシー」と呼ばれる。
 

ハイパーインフレーション

負 物価が急激に上昇し、通貨の価値が暴落すること。深刻なモノ不足や通貨の発行過多で引き起こされる。
 

バニラオプション

基本的なオプション取引のこと。
 

パリティ

等価であること。FXでは2つの通貨の価値、為替レートが等しい場合を指す。
 

バリュエーション

評価・見積りなどを意味する。資産や通貨の価値を見積もるプロセスのこと。

ひ/ヒ

ヒストリカル・ボラティリティ

過去の原資産の価格、レート、リターンに基づいて算出した変動率のこと。この数値が下がってくると相場に力がたまっているとされる。中長期の相場をみるのに適している。
 

ビッド価格

買い手が提示する価格。提示された側はこのビッド価格で売ることができる。基本的に左側に表示され、ビッド価格の方がアスク(オファー)価格より低くなる。⇔アスク(オファー)価格
 

非農業部門雇用者数(NFP)

米国が毎月発表する雇用統計。非農業部門の事業者の給与支払い帳簿をもとに集計された、非農業部門で働く雇用者数のこと。
 

非流動性資産

積極的に取引されていない証券や通貨。

ふ/フ

ファンダメンタルズ分析

金融市場の方向性に影響を与える可能性のある経済指標や、政治的・時事的な出来事を分析すること。テクニカル分析の反対語。
 

フィアット通貨

政府により法定通貨と宣言されたお金で、中央銀行が発行した通貨のこと。金などほかの物理的な商品の裏付けのないもの。需要と供給、その国の安定性などによって価値が決定される。
 

フィボナッチ数列

「前の2つの数字を加えると、次の数になる」数列のこと。例:1+1=2,1+2=3
フィナボッチ・アーク、フィナボッチ・エクスパンション、フィナボッチ・タイムゾーン、フィナボッチ・リースメントが一般的。
 

不換紙幣

正貨と引き換えられる保証のない紙幣のこと。金本位体制時には、正貨と引き換え可能な兌換紙幣が使われていたが、現代ではほとんどの国で不換紙幣が使用されている。
 

ブルドッグ債

英国ポンド建ての債権。
 

ブレトン・ウッズ体制

1944年から1971年までの、金との交換が保証されていた米ドルを基軸として、各国の通貨価値を決める固定相場制のこと。1971年に金ドル交換が停止され(ニクソンショック)、ブレトン・ウッズ体制は終わった。

へ/ヘ

平価切上げ(リバリュエーション)

固定為替相場制のもと、自国通貨の対外価値を引き上げること。
 

平価切下げ(デバリュエーション)

固定為替相場制のもと、自国通貨の対外価値を引き下げること。
 

米国財務省

アメリカの行政機関のひとつ。政府の歳入管理や、紙幣の印刷、国債の発行などを担う。
 

米国プライムレート

米国の大銀行が最も信用度の高い借り手(大企業)に融資するときの金利。
 

米国預託証券(ADR)

米国の投資家が米国以外の企業の株式を米ドル建てで保有できるように作られたもの。
外国企業の株式の預託機関である米国の銀行または信託銀行によって発行され、通常の米国株式と同様に売買が可能となる。
 

米ドルインデックス(USDX)

主要通貨に対する米ドルの価値を指数化したもの。
 

ペッグ制

為替政策の一つ。自国の通貨レートをほかの通貨に連動させる固定相場制のこと。
 

ヘッジ/ヘッジング

自分の主要ポジションを取り巻く不利な価格変動によるリスクを回避・軽減すること。一般的には、ほかの有価証券・通貨など反対サイドのリスクを持つ取引で相殺する。

ほ/ホ

貿易収支

輸出額から輸入額を差し引いて、収支がマイナスの場合は「赤字」、プラスの場合は「黒字」という。一般に貿易黒字は受け取る外貨が増え、日本円に交換するため円を買うので円高になりやすい。また、貿易黒字はGDPが増える傾向にある。
 

ポジションテイカー

自らリスクをとって建玉をを保有し、為替差益を狙う人のこと。
 

ボラティリティ

価格変動の度合いを表す。標準偏差で数値化し、金融商品のリスクの度合いを計るために使われることが多い。
 

ボリンジャーバンド

過去の取引と比較した場合の価格の高低を測定するテクニカル分析ツール。ミドルバンド(単純移動平均)・アッパーバンド・ロワーバンドの3つのバンドで構成される。